とんかつはサクッとした食感と豚のおいしさが味わえる人気のフライ料理です。
おうちごはんに現れると立派なメイン料理!フライ料理はご馳走です。
ボリューミーでお腹いっぱいになり、満足感が得られます。
男性の好きな揚げ物ランキングにもよくランクインしています。
しかし・・・
「おうちで作る『とんかつ』がボリューム感がない」
「べちゃっとしてまずい」
「衣が剥がれて失敗した」
「色がつかなくて美味しそうに作れない」
「自分で作っても上手に揚げられない」
そんなお悩みの声を聞きました。
当社の調査によると、
揚げ物を作る際に困っていることが
「上手く揚げる方法」だ、という人が約4割いました。(2018年調査、n=156)
とんかつは調理時のコツをおさえれば、誰でも上手に作ることができます。
かくいう私Sも入社してポイントを教えてもらってから、
失敗することなく おいしいとんかつを作ることができるようになりました。
そこで今回は、自分で揚げてもおいしいフライ料理が食べられる!
とんかつを上手に揚げるコツについて紹介いたします!
前編と後編に分けて紹介いたします。
今からお伝えするコツをつかめば、あなたもフライマスターです!
●手順
手順をおさらいしましょう。
まず、筋切りした肉に塩コショウで下味をつけ、
小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣付けをします。
(小麦粉は余計な小麦粉を払い、薄く均一につけると
溶き卵とパン粉が綺麗に付着します。)
パン粉付けができたら、温まった油に具材を入れて揚げ、完成です。
私が揚げる際に大切にしていることが3つあります。
①温度を守ること
②時間を守ること
③最初の1分間は触らない
この3つを守ると、より上手に揚がります。
順番に、この3つがなぜ大切なのかを紹介します。
①温度を守ること
揚げ色は温度と時間で決まります。
油の温度が高すぎるとパン粉だけが焦げてしまい、
急いで油から出してみると、まだ中は生焼け…なんてことに。
また適切な温度を超えた調理は、火災にも注意が必要です。
油の温度が低いと、いくらたってもパン粉に色がつかず
諦めて食べてみると油切れが悪くべちゃっとしていて
全然おいしくない…なんてことに。
低温だと、衣の水分が飛んでいかずべちゃべちゃしてしまいます。
とんかつでしたら、温度はカラッと揚がる180℃をおすすめします。
また、鍋の表面積に対して入れる具材は1/2~2/3までに抑えるようにしてください。
これは、具材を入れすぎると油が急激に冷めてしまい温度が保てないからです。
なるべくまとめて一気に揚げたい!といっぱい具材を入れてしまうと
油の温度が保てなくなり、お肉に火が通るまでの時間の目安がわからなくなってしまいます。
温度を均一に保つためにも、一度に油に入れる具材の量は
油の表面積の1/2~2/3までに抑えることをおすすめします。
油の量は、具材の厚みの倍以上の深さになる量をおすすめします。
温度が保ちやすくなることもひとつですが、
油の量が少ない場合、鍋底にとんかつがついてサクサクのパン粉がつぶれてしまい、
さらに焦げて見た目が悪くなってしまいます。
コラムの続きは…後編へ続く