昨今、採用試験では「会社とは何の為にあるのか」とよく聞かれるようです。私自身、ある意味では「会社=社員=顧客」と考えています。
会社は社員が主体的に取り組む活動によって成立し、営みを生み出します。しかし、その社員も会社という組織から一歩外に出れば、社会を構成する市民であり、消費者でもあります。そして、会社の運命を左右するもの、それは「消費者=顧客」に他なりません。
つまり「会社」「社員」「顧客」が互いを信頼し、三位一体の信頼関係を築いた時に「会社」は飛躍的に発展するのです。その意味で「会社」の発展は社会全体の発展に大きく貢献していると言えるでしょう。
21世紀は激動の時代です。例えば、今までの常識で考えるならば、当社の競争相手はパン粉製造メーカーでした。しかし、消費者構造の劇的な変化に伴い、今までの常識では考えられない新しい業種(ダイエット食品、スポーツジム、携帯電話等)が今後の競争相手になるやも知れません。
現在注目を集めているIT産業の行く末は分かりませんが、民族を問わず、世の中がどのように変化しても「衣・食・住」に関わる生活必需品の需要が絶えることはありません。従って、「食」の製造メーカーである当社も永久に不滅なのです。私見ではありますが、全世界のパン粉総生産額は数千億円/年になると思います。私自身、業界の一翼を担うパン粉製造業の老舗「フライスター」で働いていることに誇りと自信を持っています。
ここで、私の「仕事観」について触れておきます。
多くの会社では若手社員に「何か目標を立てることが重要だ」と指導するようですが、私の発想は逆です。「仕事」は既に目の前にあり、個々の豊かな創意工夫を活かして、それを遂行する事が何よりも重要なのです。しかしながら、目の前にある「仕事」ほど発見することは難しいのです。つまり「仕事」とは発見の旅であり「自己テーマの追求」に他なりません。自己分析を常に心掛けていれば「仕事」の方から皆さんに呼びかけてくることでしょう。この発見の積み重ねが人生の糧になると考えています。決して与えられるものではありません。
最後になりましたが、チャンスは皆さんの周りに広がっています。我が「フライスター」はそのチャンスを最大限に活かすことのできる冒険者を心よりお待ちしております。
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- 六郷小学校3年生来工
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- 24.12.11
- 職場体験(滋賀県立甲南高等学校生徒1名)